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眠れているはずなのに、朝起きると首や肩が痛い…

睡眠姿勢と枕が合っていないと、眠りの質が下がることがあるんだよ
眠れない夜が続いている。
朝起きると首や肩が痛い。疲れが取れた気がしない。
そんな状態が続く中、「もしかして姿勢のせい?」と思ったことはありませんか。
睡眠姿勢や枕・マットレスが合っていないことで眠りの質が下がることがあります。
睡眠姿勢と眠りの関係、寝具の見直し方を紹介します。
同じ悩みを持つ人の声
Yahoo!知恵袋には、以下のような投稿が多数寄せられています。

“ 今までどの枕を使っていても問題なく爆睡していたのに、ここ数ヶ月急に枕が合わなくなったのか、毎朝右側の首に痛みがあります。 ”
“ 現在、トゥルースリーパープレミアムを使用してますが朝起きると腰が痛いので他のマットレスを検討しています。 ”
“ 朝起きた時に、肩凝りと頭痛がします。 ”
といった、睡眠姿勢や寝具が合っていないせいで朝から首や肩の痛みが出るという内容の投稿に多くの共感が集まっています。
特に枕やマットレスが体に合っていない夜ほど、起きたときの痛みや疲れが残りやすいようです。

睡眠姿勢が眠りの質に影響する理由

東邦大学医学部整形外科の山田朱織らの報告によると、睡眠中は脊椎が重力から解放されることで頸椎周囲の筋緊張が解除され、神経が安静状態になります。
また、人体は生理的に寝返りを繰り返すことで深い眠りを得ることができるとされており、寝返りを妨げる寝具・姿勢が眠りの質を下げる可能性があります。

首を横に向け続けるため頸椎への負担が大きい。腰痛の原因になりやすいとされている。

背骨が自然なS字カーブを保ちやすい。いびき・睡眠時無呼吸症候群が悪化しやすいという側面もある。
気道が確保されやすく、いびき・睡眠時無呼吸症候群には有利。肩・腰への圧力が集中しやすい。

放置したままにすると…

「そのうち慣れるだろう」
そう思って、体に合わない寝姿勢や寝具のまま眠り続けていませんか。
寝返りが妨げられると、深い眠りが得られないことがあります。
見直さないまま放置すると、首や腰への負担が蓄積し、慢性的な痛みに発展してしまうこともあります。

・体に合わない寝姿勢・寝具のまま毎晩眠る
↓
・寝返りが妨げられ深い眠りが得られない
↓
・「そのうち慣れる」と見直さず放置する
↓
・首・腰への負担が蓄積し慢性的な痛みに発展する
こういったサイクルに陥ると、首・腰への負担が蓄積し慢性的な痛みに発展するかもしれません。
慢性的な痛みに発展する前に、対処法を試してみましょう。

枕が合っていないと起きる症状

枕は頭・首・肩の位置関係を決める重要な寝具です。
高さ・硬さ・素材が合っていない枕を使い続けると、以下の症状が出やすくなることがあります。
- 朝起きると首・肩・後頭部が痛い
- いびきがひどい(頸部の角度が気道を狭めている可能性)
- 朝に頭痛がある
- 熟眠感がない・眠りが浅い
寝返りが打ちにくく感じる。
「枕のせいかも」と思ったら、高さと硬さの見直しから始めてみてください。

マットレス・敷布団の硬さと眠り

柔らかすぎるマットレス・敷布団は、体が沈み込みすぎて背骨が不自然な形になります。
寝返りが打ちにくくなり、同じ姿勢が続くことで血行不良・筋肉の緊張が続きます。
硬すぎる寝具は体の凸部(肩・腰・かかと)に圧力が集中して、血行が妨げられます。
体のしびれ・痛みで目が覚えることがあります。
仰向けで寝た時に腰の隙間に手のひらが入りすぎない・硬くて痛みがない状態が理想的とされています。
体重・体型・寝姿勢によって適切な硬さが異なるため、実際に試してから選ぶことが重要です。

寝具の見直しポイント

寝具の見直しポイントを紹介します。
仰向けで寝た時に頭・首や肩が一直線になる高さが理想。
高すぎる枕は頸椎を前に曲げすぎて気道を狭め、いびきや首の痛みの原因になる。
低すぎる枕は頭が後ろに傾いて首の筋肉に負担がかかる。
横向きで寝る人は、肩幅分の高さが確保できる枕が必要。
使用年数が7〜10年を超えている場合は劣化による支持力の低下が起きている可能性がある。
朝起きた時に腰痛・肩の痛みがある場合は硬さが合っていない可能性がある。
体重や体型に合わせて選ぶことが重要。体重が重い人は硬め、軽い人は柔らかめが合いやすい傾向がある。

よくあるQ&A

睡眠姿勢と寝具に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Qうつ伏せで寝るのは体に悪いですか?
- A
うつ伏せは首を長時間横に向け続けるため、頸椎への負担が大きくなります。
腰にも負担がかかりやすく、腰痛の原因になることがあります。
意識的にうつ伏せをやめることが難しい場合は、横向きに体を整えるクッションを使う方法もあります。
※個人差あり

- Q横向きで寝るとどちら向きがいいですか?
- A
一般的に左向きの方が胃酸の逆流が起きにくく、消化器への負担が少ないとされています。
ただし心臓に疾患がある方は左向きで負担がかかる場合があるため、担当医に確認してみてください。
※個人差あり

- Q枕なしで寝るのはどうですか?
- A
枕なしは頭が後ろに反りすぎて頸椎に負担がかかることがあります。
「今使っている枕が合わない」という場合は、枕なしより自分の体型に合った枕に変える方が改善につながります。
※個人差あり

データ

東邦大学医学部整形外科の山田朱織らの報告(薬学雑誌掲載)によると、睡眠中は脊椎が重力から解放されることで頸椎周囲の筋緊張解除・神経の安静・脊椎の骨性因子の軽減が生じるとされています。
人体は生理的に寝返りを繰り返すことで深い眠りを得ることができるとされており、寝返りを容易にするために枕の調整が重要であることが指摘されています。
また、千葉工業大学の田畑友洋らによる研究(日本機械学会論文集掲載)では、睡眠姿勢を考慮した枕の機能条件として、頭部・頸部・肩部の角度と圧力分布が重要な要素であることが示されており、自分の睡眠姿勢に合った枕を選ぶことが眠りの質の改善につながるとされています。
引用元:
山田朱織「枕の調整について」薬学雑誌 掲載 16号整形外科
https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/46/11/46_KJ00009581763/_article/-char/ja
引用元:
田畑友洋ら「睡眠姿勢を考慮した枕の機能条件に関する研究」日本機械学会論文集 千葉工業大学大学院
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jergo/44spl/0/44spl_0_322/_article/-char/ja
この研究の紹介者:山田朱織(やまだ あかり)氏
詳しいプロフィールを見る+
所属:
16号整形外科(神奈川県相模原市)院長、株式会社山田朱織枕研究所 代表取締役
学位:
医学博士(2003年、昭和大学第一解剖にて研究)
経歴:
1989年東京女子医科大学卒業後、同大学病院整形外科、東京女子医科大学東医療センター、亀田総合病院、成瀬整形外科を経て、2007年16号整形外科を開業
資格:
日本整形外科学会専門医、日本運動器疼痛学会会員、日本腰痛学会会員、日本睡眠学会会員
研究ジャンル:
枕・寝具と睡眠の関係、整形外科的観点からの睡眠環境調整

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この記事のまとめ

睡眠姿勢・枕・マットレスは眠りの質に影響することがあります。
朝起きると首や肩が痛い・熟眠感がない・いびきがひどいという場合は、まず枕の高さを見直してみてください。

対処法
・仰向けでの理想の高さ
・高すぎる枕のリスク
・低すぎる枕のリスク
・横向き寝の人の枕選び
・劣化による支持力の低下が起きている可能性がある
・硬さが合っていない可能性がある
・体重・体型に合わせた選び方
・ホワイトノイズや自然音を流す
寝具を整えても眠れない状態が続く場合は、睡眠そのものに問題がある可能性があります。
内科や睡眠外来への相談を検討してみてください。






