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夜になると体がかゆくて眠れない…

夜は乾燥や体温の変化が影響するよ
布団に入ると体がかゆくなってくる。
かいても治まらなくて、気づいたら眠れないまま時間が過ぎている。
そんな経験はありませんか。
夜にかゆみが強くなって眠れなくなる理由と対処法を紹介します。
夜にかゆみが強くなる理由

布団に入ると体が温まって皮膚の血流が増加します。
これによってかゆみを伝える神経が活発になり、昼間より強くかゆみを感じやすくなります。
入浴直後も同じ理由でかゆみが強まることがあります。
冬場のエアコン・夏場の冷房で空気が乾燥すると、皮膚の水分が失われてバリア機能が低下します。
バリア機能が低下した皮膚は外部刺激に敏感になり、布団の繊維・摩擦でもかゆみが起きやすくなります。
布団・枕・マットレスにはダニが繁殖しやすい環境が整っています。
ダニのフンや死骸がアレルゲンとなって皮膚のかゆみ・鼻炎・目のかゆみを引き起こすことがあります。
特に梅雨〜夏にかけてダニが増殖しやすい時期はかゆみが悪化しやすいです。
アトピー性皮膚炎は夜間にかゆみが強くなる傾向があります。
ストレス・疲労・睡眠不足がアトピーを悪化させて、さらに眠れなくなるという悪循環が起きやすいです。

対処法

入浴後10分以内に保湿剤を塗ることでバリア機能を補って乾燥によるかゆみを軽減できます。
顔だけでなく全身に塗ることが大切です。
かゆみが強い部位には厚めに塗ることが助けになります。
- 加湿器で湿度50〜60%を維持する
- エアコンの風が直接肌に当たらないようにする
- 綿素材・低刺激の寝具を選ぶ
- シーツ・枕カバーを週1回以上洗濯する
- 布団を週1回以上天日干しまたは布団乾燥機にかける
- 防ダニカバーを使用する
市販薬・保湿ケアで改善しない場合・アトピー性皮膚炎が疑われる場合は皮膚科への相談を検討してみてください。
抗ヒスタミン薬・ステロイド外用薬などの治療で改善できることがあります。

データ

愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センターの岡靖哲らが2025年に発表した報告(睡眠と環境 Vol.19 No.1)によると、皮膚のかゆみは就寝時の体温上昇によって悪化しやすく、中途覚醒・入眠困難の主要な身体的原因のひとつとされています。
就寝前の保湿ケア・寝室の湿度管理・低刺激素材の寝具選びが皮膚のかゆみによる睡眠障害を改善する手段として推奨されています。
また、日本プライマリ・ケア連合学会誌に掲載された八藤英典の報告(2012年)では、慢性的な皮膚のかゆみによる睡眠障害は不眠症の身体的誘発因子として位置づけられており、皮膚科的治療と睡眠衛生指導を組み合わせたアプローチが有効とされています。
引用元:岡靖哲ら「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター
引用元:八藤英典「不眠症」日本プライマリ・ケア連合学会誌 Vol.35 No.1(2012)北星ファミリークリニック

この記事のまとめ

夜にかゆみが強くなるのは体温の上昇・乾燥・ダニが主な原因です。
- 入浴後10分以内に全身に保湿剤を塗る
- 寝室の湿度を50〜60%に保ってダニ対策をする
- 改善しない場合は皮膚科へ
かゆみで眠れない夜が続くと睡眠不足がかゆみをさらに悪化させます。
早めにケアして悪循環を断ち切ることが大切です。




