

最近やたら眠かったり、
逆に全然眠れないこともある…

それ、甲状腺ホルモンの乱れかも
喉ぼとけの下にある甲状腺は、全身の代謝をコントロールするホルモンを分泌する臓器です。
この甲状腺の働きが低下すると強い眠気やだるさが、逆に働きが過剰になると動悸や不眠が現れることがあります。
この記事では、甲状腺の異常がなぜ睡眠に影響するのか、その仕組みと正しい対処法をわかりやすく解説します。
同じ悩みを持つ人の声
Yahoo!知恵袋には、あなたと同じ悩みを抱えている人から、次のような相談が多く寄せられています。
◼◼◼◼さん「甲状腺機能低下症について教えてもらいたいです。朝と昼すごくだるくて眠くて辛いのですが、夜になると元気になる症状はありますか?」
◼◼◼◼さん「バセドウ病と診断されてから2週間で治療中です。足に力が入らず歩くのもつらく、少し動くと息切れしてしまいます…」
◼◼◼◼さん「橋本病を患っています。抗体の数値が235と多いだけですが。あとは甲状腺が腫れています。常に眠くてだるいんです。」
実際に寄せられている相談をもとに再構成しています
甲状腺の異常による眠気や不眠という声は、決して少なくありません。
体調不良の原因がまさか甲状腺だとは思わなかったという声も多く、まずは血液検査で甲状腺の状態を調べてもらうことが第一歩です。

甲状腺の異常が睡眠に影響する仕組み

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甲状腺機能低下症(働きが鈍くなるタイプ)
甲状腺ホルモンの分泌量が減ると、全身の代謝が落ち込み、エネルギーを作り出す力が弱まります。
その結果、日中の強い眠気や倦怠感、朝起きられないといった「過眠」の症状が現れやすくなることがあります。
橋本病(慢性甲状腺炎)が代表的な原因で、女性に多いことが知られています。

✓
甲状腺機能亢進症(働きが過剰になるタイプ)
逆に甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、代謝が異常に活発になり、体が常に興奮した状態になります。
動悸や発汗、手の震えとともに、神経が高ぶって寝つけない「不眠」の症状が起こりやすくなる場合があります。
バセドウ病が代表的な原因で、ストレスによって症状が悪化することもあります。


甲状腺の不調を放置したままにすると…

「ただの寝不足かな」「年のせいかな」と、甲状腺の不調に気づかずそのまま放置してしまう方は少なくありません。
そんな風に、体からのサインを見過ごしていませんか?
甲状腺の異常を放置すると、機能低下症では倦怠感や抑うつ状態が慢性化し、機能亢進症では心臓に負担がかかり不整脈や心不全のリスクが高まることもあります。
どちらのタイプも、適切な治療で症状の改善が期待できますが、自己判断で様子を見続けるのは危険です。
LOOP
眠気・倦怠感を我慢する
↓
活動量が減り体調がさらに崩れる
↓
「甲状腺が原因」と気づけない
↓
不調が慢性化し治療が遅れる
こうした悪循環に陥る前に、体調の変化を「ただの疲れ」で片付けず、早めに血液検査を受けることが何より大切です。

かんたんに実践できる対処法

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まずは血液検査を受ける
自己判断せず、内科や内分泌内科で血液検査(TSH・FT4など)を受けることが最優先です。
甲状腺の数値がわかれば、原因に合った正しい治療方針が立てられます。

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生活リズム
毎日同じ時間に寝起きし、日光を浴びることで自律神経が整いやすくなることもあります。
甲状腺の治療中でも、生活リズムを整えることは症状の緩和に役立ちます。

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ストレスをためこまない
バセドウ病はストレスによって症状が悪化しやすいことが知られています。
趣味の時間を作ったり誰かに話したりして、気持ちを溜め込みすぎないようにしましょう。

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指示された薬を毎日きちんと服用する
甲状腺の治療は薬で数値をコントロールするのが基本です。
症状が良くなったからと自己判断で服薬をやめると、数値が再び乱れることがあります。

よくある質問

- Q甲状腺の異常は何科を受診すればいいですか?
- A
内科、または甲状腺・内分泌内科を専門とするクリニックがおすすめです。
まずはかかりつけの内科で血液検査を受け、必要に応じて専門医を紹介してもらう方法でも構いません。

- Q一度発症したら、一生薬を飲み続けないといけませんか?
- A
橋本病やバセドウ病は、種類や症状の程度によって経過が異なります。
数値が安定して薬を減らせるケースもあれば、長期的な服薬が必要なケースもあるため、自己判断で中断せず主治医と相談することが大切です。

- Q甲状腺の異常による不眠・過眠は、睡眠薬で改善しますか?
- A
甲状腺ホルモンの乱れが原因の不眠・過眠は、睡眠薬だけでは根本的な解決につながりにくいとされています。
甲状腺そのものの治療を行うことで、睡眠の症状も自然に改善していくケースもあります。

データで見る甲状腺と睡眠の関係

甲状腺の異常と睡眠の質の関係は、海外の研究でも報告されています。
特に甲状腺機能低下症では、睡眠の質の低下を訴える人が多いことがわかっています。
2025年に発表された研究(甲状腺機能低下症の患者30人が対象)では、睡眠効率(寝床にいた時間のうち、実際に眠っていた時間の割合)が平均で約69%と低くなっていました。(出典)
甲状腺機能低下症の患者の睡眠効率(平均)
寝床にいた時間のうち、眠れていたのは約7割
出典:Journal of Family Medicine and Primary Care(2025年)甲状腺機能低下症の患者30人の睡眠ポリグラフ検査
甲状腺ホルモンの乱れが自律神経や体内時計に影響し、深い眠りを妨げている可能性があると考えられています。
引用元:
家庭医療・プライマリケア誌(2025年) 「甲状腺機能低下症患者における睡眠の質とポリソムノグラフィー評価に関する調査」

筆者の体験談

実は、この記事を書いている私自身も、甲状腺異常の基礎疾患があります。
会社の健康診断で喉の肥大化を指摘され、そこで初めて発覚しました。
治療と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、基本的には薬を飲み続けるだけです。
経過を診るために、定期的に血液検査を受ける必要がありますが、それがきっかけで他の数値(肝臓機能、体脂肪など)の異常も指摘してもらえたり、相談できるといったメリットがあります。
定期的に担当医と会って話せることは、生活する上での大きな安心材料になります。
また、甲状腺異常が仕事に支障が出るような心配はほとんどありません。
実際、投薬を続けながら第一線で活躍しているスポーツ選手もいます。

だからこそ伝えたいのは、まだ甲状腺異常が発覚していない状態で、
・動悸
・体重減少
・疲労感
・むくみ
といった症状に心当たりがあるなら、怖がらずに一度病院を受診してみてほしいということです。
早めに気づいて向き合えば、決して怖いものではありません。

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この記事のまとめ

甲状腺は小さな臓器ですが、その働きの乱れは眠気や不眠という形で日常生活に大きな影響を与えます。
「ただの寝不足」「年のせい」と自己判断せず、思い当たる症状があれば早めに血液検査を受けることが、改善への近道になることがあります。
SELF CARE
対処法
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まずは血液検査を受ける
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指示された薬を毎日きちんと服用する
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規則正しい生活リズムを意識する
✓
ストレスをためこまない
✓
ホワイトノイズや自然音を流す
甲状腺の不調は、正しく治療すれば睡眠の質も少しずつ改善していくことがあります。
焦らず、まずは専門医に相談するところから始めてみましょう。


…zzz

あれ…寝ちゃった…





