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赤ちゃんの夜泣きで眠れなくて、もう体も心も限界…

一人で全部抱えないで
まず少しでも休める方法を探そう
やっと寝かしつけたと思ったらまた泣く。
細切れにしか眠れない日が何週間も続いている。
体がふらつく。些細なことで涙が出る。
「こんなに辛いのは自分だけ?」「いつまで続くの?」と思っていませんか。
このページでは、赤ちゃんの夜泣きで眠れない時の理由と対処法を紹介します。
夜泣きで眠れない時に体と心に起きていること

夜泣きで何度も起こされる細切れ睡眠は、深い眠り(ノンレム睡眠)がほとんど取れないため、総睡眠時間が同じでも連続した睡眠より体への回復効果が著しく低くなります。
「こんなに眠ったはずなのに全然休めた気がしない」のはこれが原因です。
決してあなたの気持ちの問題ではありません。
「またすぐ泣くかもしれない」という緊張感が、眠れている時間も脳を浅い覚醒状態に置き続けます。
赤ちゃんが寝ていても「すぐ起きるかも」と思うと深く眠れない、というのはこの警戒心のためです。
これは親として当然の反応で、あなたが敏感すぎるわけではありません。
夜泣きによる慢性的な睡眠不足は、産後うつのリスクを高めることが知られています。
「些細なことで泣けてくる」「何も楽しくない」「消えてしまいたい」という気持ちが出てきている場合は、産後うつが始まっているサインの可能性があります。
これはホルモンと睡眠不足による医学的な状態で、あなたが弱いからではありません。
早めに産婦人科や心療内科に相談してください。

今から使える対処法

夜泣きで眠れない時に、使ってほしい対処法を紹介します。
- 赤ちゃんが寝ている時に一緒に寝る
(家事は後回しでいい) - 夜間対応をパートナーと交代制にする
(曜日・時間帯で分担する) - 「完璧な育児をしなければ」というプレッシャーを手放す
- 産後ケア施設・ファミリーサポート・地域の育児支援を利用して、まとまった睡眠時間を確保する
- 「消えてしまいたい」「赤ちゃんを傷つけてしまいそう」という気持ちが出た場合は、すぐに産婦人科・心療内科・または子育て相談窓口に連絡する
一人で全部やろうとしないでください。
サポートを使うことは、赤ちゃんのためにも、あなた自身のためにも必要なことです。

よくあるQ&A

- Q夜泣きはいつまで続きますか?
- A
個人差が大きいですが、多くの場合は生後6ヶ月〜1歳半頃にピークを迎え、その後落ち着いてくることが多いとされています。
ただし個人差が非常に大きく、2歳頃まで続く場合もあります。
「必ず終わる」と知っておくだけで、少し楽になることがあります。
※個人差あり
- Q赤ちゃんが寝ている時に眠れません。
- A
「いつ泣くか」という警戒心が脳を覚醒させているためです。これは多くの親が経験します。
4-7-8呼吸法でゆっくり副交感神経に切り替えながら「今は泣いていない、今だけ眠る」と意識を向けることが助けになります。
慢性的に続く場合は産婦人科への相談も検討してみてください。
※個人差あり
- Qパートナーが手伝ってくれません。
- A
まず「今週末だけでいいから夜を代わってほしい」と具体的に伝えてみてください。
それでも難しい場合は、産後ケア施設・ファミリーサポート・地域の子育て支援センターなどのサービスを活用することを検討してみてください。
一人で抱えないことが大切です。
※地域によってサービス内容が異なります

データ

日本プライマリ・ケア連合学会誌に掲載された八藤英典の報告(2012年)によると、不眠症は適切な診断・加療がなされないと症状が10年単位で長期間継続してしまう可能性があるとされています。
同報告では、身体疾患をもつ者では睡眠障害が多くみられるとされており、産後の慢性的な睡眠不足が産後うつのリスクを高めることは多くの研究で指摘されています。
産後うつは適切なサポートと治療で回復できる状態です。
また、日本大学医学部精神科の鈴木正泰が2020年に発表した報告(日本大学医学雑誌 79巻6号)によると、不眠症状の有病率は日本の成人一般人口の約20%にのぼり、育児中の睡眠断片化は特に深刻な睡眠障害のひとつとして挙げられています。

一人で抱えず、産婦人科・心療内科・地域の支援サービスへの相談が助けになります。
参照1:八藤英典「不眠症」日本プライマリ・ケア連合学会誌 Vol.35 No.1(2012)北星ファミリークリニック
参照2:鈴木正泰「不眠症状の鑑別診断の進め方」日本大学医学雑誌 79巻6号(2020)日本大学医学部精神科

この記事のまとめ

赤ちゃんの夜泣きで眠れないのは、あなたが弱いからではありません。
細切れ睡眠は体への影響が大きく、限界を感じるのは当然のことです。
赤ちゃんが寝ている時に一緒に寝る・夜間対応を交代する・産後ケアサービスを使うことから始めてみてください。
「消えてしまいたい」という気持ちが出た場合は、すぐに産婦人科や心療内科に連絡してください。
あなた自身がダウンしないことが、赤ちゃんのためにも、一番大切なことです。




