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昨日ちゃんと寝たのに、一日中頭がぼーっとしてる…

睡眠の質が低いと時間を取っても頭に霧がかかったままになるんだ
一日中頭がぼーっとしている。
立ち上がるとふらふらする・思考がまとまらない・集中できない。
そんな経験はありませんか。
日中ずっとふらふら・頭がぼーっとする原因と対処法を紹介します。
同じ悩みを持つ人の声
Yahoo!知恵袋には、以下のような投稿が多数寄せられています。

“ 最近はとにかく眠い。起きれない、7時間寝ても朝から眠い。仕事に集中できなくて頭の中に霧がかかってる感じで情報が入ってこない。 ”
“ ところが5年ほど前から、頭に霧がかかった感じで気分もパッとしないし、会話で面白い返しもできなくなりました。 ”
“ 頭に霧やもやがかかっているような状態で何事も頭を使うことが手につかなくなってしまいました。 ”
といった、頭に霧がかかったようにぼーっとして集中できないという内容の投稿に多くの共感が集まっています。
特に慢性的な寝不足が続く人ほど、頭の重さが取れにくいようです。

主な原因

毎日少しずつ睡眠が足りない状態が続くと睡眠負債が積み重なります。
「昨日は7時間寝たのにぼーっとする」という場合、1日だけでは補えない睡眠不足が蓄積していることがあります。

睡眠中に脳内の老廃物(アミロイドβなど)が排出されるグリンパティックシステムが機能しますが、睡眠が浅いとこの排出が不十分になります。
「寝たのに頭がぼーっとする」「霧の中にいるような感覚」はこのためのことがあります。
朝食の内容・食後の血糖値の急上昇と急降下が午後の強い眠気・頭のぼーっとする感覚につながることがあります。
甘いものや精製炭水化物中心の食事が血糖値の急変動を引き起こしやすいです。
軽度の脱水でも集中力の低下・頭のぼーっとする感覚・疲労感が生じることが研究で示されています。
「朝起きてから水を飲んでいない」「コーヒーばかり飲んでいる」という場合は脱水が原因のことがあります。

放置したままにすると…

「頭に霧がかかったようにぼーっとする」
そんな感覚が続いていませんか。
睡眠が浅いと脳内の老廃物がうまく排出されず、睡眠負債が少しずつ蓄積してしまうことがあります。
「1日寝れば大丈夫」と対策せずにいると、ブレインフォグが慢性化し、集中できない日が続いてしまうこともあります。

・睡眠が浅く脳の老廃物が排出されない
↓
・睡眠負債が少しずつ蓄積する
↓
・「1日寝れば大丈夫」と対策せず放置する
↓
・ブレインフォグが慢性化し集中できない日が続く
こういったサイクルに陥ると、ブレインフォグが慢性化し集中できない日が続くかもしれません。
集中できない日が続く前に、対処法を試してみましょう。

対処法

日中ずっとふらふら・頭がぼーっとする時の対処法を紹介します。
午後2時までに20分以内の仮眠を取る。

就寝前のスマホやアルコールをやめて睡眠の質を上げる。

毎朝同じ時間に起きて体内時計を整える。

生活習慣を改善しても2週間以上ふらふら・頭がぼーっとする状態が続く場合は内科への相談を検討してみてください。
貧血・甲状腺機能低下症・睡眠時無呼吸症候群・うつ状態など身体的な原因が隠れていることがあります。

コップ1杯の水を飲む(脱水の解消)。
甘いものを避けて血糖値の急変動を防ぐ。
睡眠時間を30分早めることを1週間続ける。

よくあるQ&A

日中のふらふら・頭がぼーっとする状態に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Q7〜8時間寝ているのに日中ずっとぼーっとします。
- A
睡眠時間より睡眠の質が問題のことがあります。
就寝前のスマホ・アルコール・いびきが睡眠を浅くしている可能性があります。
改善しない場合は内科や睡眠外来への相談を検討してみてください。
※個人差あり

- Q午後になると特にぼーっとして仕事になりません。
- A
体内時計の自然なリズムと血糖値の急変動が重なっていることがあります。
昼食に糖質を取りすぎない・午後2時までに20分の仮眠を取ることが助けになります。
※個人差あり

- Q立ち上がるとふらふらして頭がぼーっとします。
- A
起立性低血圧・貧血・脱水のサインのことがあります。
水分をこまめに取る・急に立ち上がらずゆっくり体を起こすことが助けになります。
頻繁に起きる場合は内科への相談を検討してみてください。
※個人差あり

データ

虎の門病院の富田康弘らが2025年に発表した報告(睡眠医療ネクサス Vol.1 No.3)によると、睡眠中に脳内のグリンパティックシステムが活性化して老廃物を排出することが示されており、睡眠の質が低いとこの機能が不十分になって翌日の認知機能低下・頭のぼーっとする感覚(ブレインフォグ)につながることが示されています。
慢性的な睡眠不足による睡眠負債の蓄積が日中のパフォーマンス低下の主要な原因とされています。
また、愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センターの岡靖哲らが2025年に発表した報告(睡眠と環境 Vol.19 No.1)では、日中の眠気・頭のぼーっとする感覚が慢性的に続く場合は睡眠時無呼吸症候群・うつ状態・身体疾患の鑑別が重要とされており、生活習慣の改善で改善しない場合は専門的評価が推奨されています。
引用元:
睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)
「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsleepenvi/19/1/19_50/_article/-char/ja引用元:
睡眠医療ネクサス Vol.1 No.3(2025)
「睡眠関連呼吸障害」(医療者のための睡眠医学入門 第3回)
https://jssr.jp/files/nexus/20251225-08.pdf
引用元:
富田康弘ら「医療者のための睡眠医学入門 第2回 不眠症」睡眠医療ネクサス Vol.1 No.2(2025)久留米大学医学部神経精神医学講座
http://www.jssr.jp/files/nexus/20250925-07.pdf
引用元:
岡靖哲ら「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsleepenvi/19/1/19_50/_article/-char/jaこの研究の紹介者:岡 靖哲(おか やすのり)氏
詳しいプロフィールを見る+
所属:
愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター長・教授
学位:
修士(医学)ロンドン大学
経歴:
京都大学医学部卒、京都大学大学院で脳病態生理学・臨床神経学を専攻。
英国ロンドン大学で臨床神経科学修士を取得後、英国セントトーマス病院 睡眠医療センターで研究員(2000~2001年)を務め、現在は愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター長
資格:
日本睡眠学会 総合専門医/日本神経学会 神経内科専門医
研究ジャンル:
睡眠医療、不眠症治療、概日リズム睡眠障害愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター(公式サイト)
岡靖哲 研究者ページこの研究の紹介者:富田 康弘(とみた やすひろ)氏
詳しいプロフィールを見る+
所属:
虎の門病院 睡眠呼吸器科 医長(循環器センター内科兼任)
出身:
東京大学医学部卒業
学位:
博士(医学)順天堂大学大学院医学研究科
経歴:
東京大学医学部卒業後、虎の門病院で循環器・睡眠医療の臨床に従事。
順天堂大学大学院で医学博士を取得し、現在は東京大学大学院医学系研究科の特任研究員、順天堂大学医学部の非常勤助教も兼任
資格:
総合内科専門医・指導医/日本睡眠学会総合専門医・指導医/循環器専門医・指導医
研究ジャンル:
睡眠関連呼吸障害、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、CPAP治療

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この記事のまとめ

日中ずっとふらふら・頭がぼーっとする状態は、睡眠の質の低下・睡眠負債・血糖値の急変動・脱水が重なっていることが多いです。

対処法
・水分補給
・短い仮眠
・軽い散歩
・食事の対策
・寝る前の習慣見直し
・起きる習慣
・睡眠サイクル
・受診を検討するケース
・ホワイトノイズや自然音を流す
「怠けているわけじゃない」と感じているなら、睡眠か体に原因があるかもしれません。
一人で抱え込まずに、気になる症状が続く場合は専門家への相談を検討してみてください。







