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仕事を辞めたくて、夜になると頭がグルグルして眠れない…

「辞めたい」という気持ちと「辞められない」という現実の間で板挟みになって眠れないのは、心がSOSを出しているサインだよ
仕事を辞めたい。でも辞められない。
夜になると仕事のことばかり考えて眠れない。
朝が来るのが怖い。
「こんな気持ちで眠れないのは自分だけ?」「これって普通?」と思っていませんか。
このページでは、仕事を辞めたくて眠れない時の理由と、今から試せる対処法を紹介します。
仕事を辞めたくて眠れない3つの理由

仕事を辞めたくて眠れない理由として、特に多いものを紹介します。
「辞めたい気持ち」と「辞めたら生活はどうなる・周りに迷惑をかける」という現実の間で葛藤が続くと、脳が問題を解決しようとし続けて覚醒状態が続きます。
夜の静けさの中でこの葛藤がさらに増幅されて、思考がループして眠れなくなります。
「答えが出ない問題を夜中に考え続ける」という状態が、睡眠を妨げる最大の原因です。
長期間の職場ストレスが続くと、自律神経が慢性的に乱れた状態になります。
交感神経が優位な状態が続くことで、夜になっても脳と体の緊張が解けず眠れなくなります。
「仕事のことを考えていないのに眠れない」という場合も、すでに自律神経の乱れが定着している可能性があります。
「仕事を辞めたい」という強い気持ち・眠れない・朝が憂うつ・やる気が出ない、という状態が重なっている場合、適応障害やうつの初期症状である可能性があります。
適応障害は職場環境などの特定のストレス因子が原因で起きる疾患で、早期に対処することで回復できます。
「甘えや弱さではない」ということを知っておいてください。
「仕事を辞めたくて眠れない」状態が続くのは、心が限界に近づいているサインです。
一人で抱えないでください。

放置したままにすると…

「もう少し頑張れば変わるかもしれない。」
「辞めたら負けな気がする。」
そう思いながら、眠れない夜を繰り返していませんか。
「仕事を辞めたくて眠れない」状態を放置すると、適応障害・うつへの移行リスクが高まります。
心が折れてから動くより、折れる前に動く方が回復が早いことがほとんどです。
「辞める・辞めない」の判断は後でいい。まず今の自分の状態を誰かに話すことが大切です。

今から試せる対処法

仕事を辞めたくて眠れない時に、試してほしいことを紹介します。
- 「今夜は考えない」と決めてノートに悩みを書き出してから閉じる
(脳の外に出す) - 「辞める・辞めない」の結論を今夜出そうとしない
(夜中に出した答えは正確ではない) - 4-7-8呼吸法で自律神経を落ち着かせる
(4秒吸って、7秒止めて、8秒で吐く) - 信頼できる人に「仕事がつらい」と話す
(解決策を求めなくていい、ただ話すだけでいい) - 眠れない・朝が憂うつ・やる気が出ないが2週間以上続く場合は、心療内科・オンラインクリニックへの相談を検討する
「辞める・辞めない」の答えは今夜出なくていいです。
まず「今夜は眠ること」だけを目標にしてみてください。

よくあるQ&A

仕事を辞めたくて眠れない状態に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Q仕事を辞めたいと思うのは甘えですか?
- A
甘えではありません。「仕事を辞めたい」という強い気持ちは、心が限界に近いサインであることが多いです。
眠れない・朝が憂うつ・やる気が出ないが重なっている場合は、適応障害やうつの初期症状の可能性もあります。専門家への相談を検討してみてください。
※個人差あり
- Q仕事を辞めたら眠れるようになりますか?
- A
ストレス因子がなくなることで改善するケースも多いですが、すでに自律神経の乱れや適応障害・うつが進行している場合は、辞めただけでは改善しないことがあります。
辞める・辞めないの判断と並行して、心療内科への相談を検討することをおすすめします。
※個人差あり
- Q職場には言いにくいのですが、相談できる場所はありますか?
- A
心療内科・オンラインクリニックは職場とは完全に別の相談先です。
話した内容が職場に伝わることはありません。
「仕事がつらくて眠れない」と伝えるだけで診察は始まります。
職場に言えなくても、まず医療につながることが大切です。
※個人差あり

データ

日本プライマリ・ケア連合学会誌に掲載された八藤英典の報告(2012年)によると、不眠症は適切な診断・加療がなされないと症状が10年単位で長期間継続してしまう可能性があるとされており、職場ストレスを背景とした不眠は早期に対処することが重要とされています。
不眠症の日中の機能障害として「社会的機能の低下」「仕事中のミスや事故の危険」「気分の障害・焦燥感」が診断基準のひとつとして挙げられており、仕事を続けることが困難になっている状態は医療的な支援が必要なレベルとされています。
また、日本大学医学部精神科の鈴木正泰が2020年に発表した報告(日本大学医学雑誌 79巻6号)によると、不眠症状の有病率は日本の成人一般人口の約20%にのぼり、職場ストレスや精神疾患が不眠の背景にあるケースが多いとされています。

「仕事を辞めたくて眠れない」状態は一人で抱えず、心療内科やオンラインクリニックへの相談が助けになります。
参照1:八藤英典「不眠症」日本プライマリ・ケア連合学会誌 Vol.35 No.1(2012)北星ファミリークリニック
参照2:鈴木正泰「不眠症状の鑑別診断の進め方」日本大学医学雑誌 79巻6号(2020)日本大学医学部精神科

この記事のまとめ

仕事を辞めたくて眠れない状態は、心が限界に近いサインです。甘えでも弱さでもありません。
「辞める・辞めない」の答えを出すことは忘れて、まずは眠ることだけを目標にしてみてください。
眠れない・朝が憂うつ・やる気が出ないが2週間以上続く場合は、心療内科やオンラインクリニックへの相談を検討してみてください。
誰かに話して共感してもらうだけでも、気持ちが楽になります。




