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市販薬やサプリを試してみたいけど、何を選べばいいの…

市販薬とサプリは仕組みが違う
違いを知ってから選ぼう
眠れない夜が続いて、市販薬やサプリを試してみたい。
でもドラッグストアに行くと種類が多すぎて、何を選べばいいかわからない。
市販の睡眠補助薬・サプリの種類と違い、選び方を紹介します。
市販薬とサプリの違い

主成分はジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン薬)です。
眠気を引き起こす副作用を利用した薬で、一時的な寝つきの改善に使われます。
連用すると効果が薄れやすく、2週間以上の使用は推奨されていません。
翌日の眠気・口の渇き・集中力の低下が出ることがあります。
主な成分はGABA・テアニン・グリシン・トリプトファン・ラフマ葉エキスなどです。
薬ではないため即効性は期待しにくいですが、副作用が少なく継続しやすいのが特徴です。
「眠りの質を少しずつ整えたい」「薬には頼りたくない」という場合に向いています。

主なサプリ成分と特徴

脳内の抑制性神経伝達物質と同名の成分。
リラックス効果・ストレス軽減・睡眠の質の改善が期待されています。
機能性表示食品として「睡眠の質の向上」を表示できる製品が増えています。
緑茶に含まれるアミノ酸の一種。
リラックス時に出るα波を増やす効果があるとされており、入眠をスムーズにする効果が期待されています。
アミノ酸の一種。末梢血管を拡張して深部体温を下げる働きがあるとされています。
寝つきの改善・睡眠の質向上・朝のすっきり感の改善が期待されています。
必須アミノ酸の一種で、セロトニン・メラトニンの原料となります。
概日リズムの整備・睡眠の質の改善が期待されています。
食品(牛乳・豆腐・バナナ・ナッツなど)からも摂取できます。

使う前に知っておきたいこと

- 市販の睡眠補助薬は一時的な使用を想定したもの。慢性的な不眠には向いていない
- サプリは即効性がなく、効果を感じるまでに2〜4週間かかることが多い
- 他の薬を服用中の場合は、薬剤師・医師に相談してから使う
- 市販薬・サプリは睡眠衛生(生活習慣の改善)と組み合わせて使うことで効果が出やすい
- 2週間試しても改善しない場合は、内科・心療内科への相談を検討する

よくあるQ&A

睡眠補助薬・サプリに関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Q市販の睡眠薬と処方薬は何が違いますか?
- A
市販の睡眠補助薬は抗ヒスタミン薬の眠気を利用したもので、本来の睡眠薬とは作用機序が異なります。
処方睡眠薬はより作用が強く症状に合わせた調整が可能です。
慢性的な不眠には処方薬の方が適していることが多く、医師への相談をおすすめします。
※個人差あり
- Qメラトニンサプリは日本で買えますか?
- A
日本ではメラトニンは医薬品扱いのため、一般のドラッグストアでは販売されていません。
海外製サプリとして個人輸入する方法がありますが、品質・安全性・適切な用量の管理が難しいため、自己判断での使用は推奨されていません。
※規制状況は変わる場合があります
- Qサプリを飲み続けても大丈夫ですか?
- A
GABA・テアニン・グリシン・トリプトファンなど食品由来の成分は依存性がなく継続しやすいとされています。
ただし、サプリで改善しない状態が続く場合は生活習慣の見直しや医療機関への相談が必要なサインのことがあります。
※個人差あり

データ

愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センターの岡靖哲らが2025年に発表した報告(睡眠と環境 Vol.19 No.1)によると、慢性不眠の治療においては非薬物療法(CBT-I)が第一選択とされており、市販薬・サプリはあくまで補助的な手段として位置づけられています。
睡眠衛生の改善(起床時間の固定・就寝前のスマホ回避・適度な運動など)と組み合わせることで、サプリの効果が出やすくなるとされており、生活習慣の見直しが根本的な改善の土台になるとされています。
また、日本大学医学部精神科の鈴木正泰が2020年に発表した報告(日本大学医学雑誌 79巻6号)では、不眠症状の背景には多様な疾患が関与していることがあり、市販薬・サプリで改善しない慢性的な不眠は専門家による鑑別診断が重要とされています。
引用元:岡靖哲ら「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター
引用元:鈴木正泰「不眠症状の鑑別診断の進め方」日本大学医学雑誌 79巻6号(2020)日本大学医学部精神科

この記事のまとめ

市販薬は一時的な使用に向いており、サプリは継続的に眠りの質を整えたい場合に向いています。
どちらも睡眠衛生(起床時間の固定・スマホ回避など)と組み合わせることで効果が出やすくなります。
2週間試しても改善しない場合は、内科・心療内科への相談を検討してみてください。
ただし、市販薬・サプリはあくまで補助的な手段です。




