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眠れない。でも男が睡眠の悩みを相談するのって、なんか恥ずかしい気がする…

不眠は弱さじゃない
男性特有の原因もあるから、知っておいて損はないよ
眠れない夜が続いている。
でも「睡眠の悩みを人に話すのは恥ずかしい」「気合いで乗り越えるものだ」なんて思って、一人で抱えこんでいませんか。
男性に多い不眠の原因には、仕事・飲酒・睡眠時無呼吸症候群など、男性特有のパターンがあります。
このページでは、男性に多い不眠の原因と、今から試せる対処法を紹介します。
男性に多い不眠の原因

仕事の責任・締め切り・人間関係のプレッシャーが夜になっても頭から離れず、交感神経が優位なまま眠れない状態が続きます。
「布団に入っても仕事のことが頭をぐるぐるする」という状態は、男性に特に多いパターンです。
「強くなければ」という意識が相談や受診を遅らせてしまうことも問題です。
「晩酌しないと眠れない」「飲まないと眠れない気がする」という状態は男性に多いパターンです。
アルコールは寝つきを早めますが、睡眠後半のレム睡眠を減らして中途覚醒を増やします。
「飲んで眠れた」という感覚は睡眠の質が保たれているわけではなく、慢性化するほど眠れなくなっていきます。
睡眠時無呼吸症候群は女性の2〜3倍、男性に多い疾患です。
「いびきがひどいと言われる」「朝スッキリしない」「日中に強烈な眠気がある」という場合は要注意です。
放置すると高血圧・心疾患・脳卒中のリスクが高まります。肥満でなくてもなる場合があります。
「男は弱音を吐いてはいけない」という意識から、職場・家庭の悩みを一人で抱え込むことで慢性的なストレス状態が続きます。
誰かに話す・相談するという行動が取りにくいため、ストレスの発散ができずに不眠が悪化していきます。
相談することは弱さではなく、問題解決への第一歩です。

今から試せる対処法

- 就寝前の晩酌をやめる・または就寝2〜3時間前までに終わらせる
- 仕事の悩みをノートに書き出して「今夜はここまで」と区切る
- 毎朝同じ時間に起きて日光を浴びる・日中に軽い運動を続ける
- いびきがひどい場合は内科・睡眠外来への受診を検討する
(睡眠時無呼吸症候群の確認) - 2週間以上眠れない・日中に支障が出ている場合は内科・心療内科への相談を検討する
「眠れない」と相談することは弱さではありません。
早めに対処することが、仕事のパフォーマンスを守ることにもつながります。

よくあるQ&A

男性の不眠に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Q心療内科に行くのは大げさですか?
- A
大げさではありません。「眠れなくて困っている」という訴えだけで十分です。
心療内科が敷居が高いと感じる場合は、まずかかりつけの内科への相談から始めることができます。
「眠れない」と伝えるだけで診察は始まります。
※個人差あり
- Q晩酌はやめた方がいいですか?
- A
完全にやめる必要はありませんが、就寝2〜3時間前までに終わらせることを推奨します。
「飲まないと眠れない」という状態が続いている場合は、アルコールへの依存が始まっているサインの可能性があります。
その場合は内科・心療内科への相談を検討してみてください。
※個人差あり
- Q仕事が忙しすぎて生活習慣を変える余裕がありません。
- A
まず「毎朝同じ時間に起きる」だけでいいです。
時間がかかる習慣は後回しにして、一番手軽なことから始めることが長続きのコツです。
それでも改善しない場合は、オンラインクリニックへの相談が仕事の合間にできる選択肢としておすすめです。
※個人差あり

データ

日本大学医学部精神科の鈴木正泰が2020年に発表した報告(日本大学医学雑誌 79巻6号)によると、不眠症状の有病率は日本の成人一般人口の約20%にのぼり、男性では睡眠時無呼吸症候群・アルコール関連の不眠が特に多い原因として挙げられています。
不眠症状の背景には多様な疾患が関与していることがあり、「男性は相談が遅れやすい」という傾向が受診遅延につながることが問題として指摘されています。
また、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の佐藤誠が2020年に発表した報告(日本内科学会雑誌 109巻6号)によると、睡眠時無呼吸症候群の患者数は推定900万人にのぼるが治療を受けているのは50万人未満であり、男性に多いこの疾患が見逃されていることが社会的な問題として示されています。
「眠れない」という悩みを一人で抱え込まず、早めに相談することが最も確実な回復への道です。
引用元:鈴木正泰「不眠症状の鑑別診断の進め方」日本大学医学雑誌 79巻6号(2020)日本大学医学部精神科
引用元:佐藤誠「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疫学」日本内科学会雑誌 109巻6号(2020)筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構

この記事のまとめ

男性に多い不眠の原因は、仕事のストレス・アルコール・睡眠時無呼吸症候群・悩みを抱え込んでしまう習慣です。
まず晩酌を就寝2〜3時間前までに終わらせる・毎朝同じ時間に起きるという基本から始めてみてください。
いびきが気になる場合は睡眠時無呼吸症候群の確認のために内科・睡眠外来への受診を検討してみてください。
「眠れない」と相談することは弱さではありません。
早めに対処することが、仕事のパフォーマンスと健康を守ることにつながります。




