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花粉症がひどくて鼻が詰まって眠れない…

鼻炎と睡眠は深く関係してるんだ
花粉症の季節になると眠れない。
横になると鼻が詰まる。
口呼吸になって喉が痛くなり、夜中に何度も目が覚める。
そんな悩みに効果的な、花粉症・鼻炎で眠れなくなる理由と改善策を紹介します。
花粉症・鼻炎で眠れなくなる理由

立っている時は重力で鼻の粘膜の血液が下がりますが、横になると粘膜に血液が集まって腫れやすくなります。
昼間より夜の方が鼻が詰まりやすいのはこのためです。
鼻が詰まると口呼吸になり、喉の乾燥・痛みで夜中に目が覚えやすくなります。
口呼吸は睡眠時無呼吸症候群を悪化させる要因にもなることがあります。
眼のかゆみ・くしゃみ・鼻水が夜中に出ることで眠りが中断されます。
深い睡眠に入ったところで症状が出ると、なかなか眠れない状態が続きます。

改善策

- 就寝前に鼻うがい(生理食塩水)で花粉・ホコリを洗い流す
- 枕を少し高くして上半身を少し起こした姿勢にする
(鼻の粘膜の充血が和らぎやすくなる) - 加湿器で湿度を50〜60%に保つ
(口呼吸による喉の乾燥を防ぐ) - マスクをして眠る
(口呼吸による乾燥・花粉の吸入を減らす)
- 帰宅後すぐにシャワーを浴びて髪・体の花粉を落とす
- 寝室に花粉を持ち込まないよう外出着を寝室に持ち込まない
- 空気清浄機を寝室に置く
抗ヒスタミン薬・点鼻薬は花粉症による鼻詰まり・くしゃみを和らげる効果があります。
市販薬でも一定の効果がありますが、眠気の少ない薬・点鼻ステロイド薬などは処方の方が選択肢が広いです。
耳鼻科・アレルギー科への相談で自分に合う薬を処方してもらうことをおすすめします。

よくあるQ&A

花粉症・鼻炎と睡眠に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Q花粉症の薬を飲むと眠くなります。
- A
第1世代の抗ヒスタミン薬(市販薬に多い)は眠気が出やすい薬です。
眠気の少ない第2世代の抗ヒスタミン薬に切り替えることで日中の眠気を減らせることがあります。
耳鼻科・アレルギー科への相談で処方してもらえます。
※個人差あり
- Q鼻炎は一年中続いています。花粉症と違いますか?
- A
花粉症は季節性アレルギー性鼻炎で、花粉の飛散時期に症状が出ます。
一年中続く場合はハウスダスト・ダニ・カビなどが原因の通年性アレルギー性鼻炎の可能性があります。
どちらも耳鼻科・アレルギー科で診断・治療が可能です。
※個人差あり
- Q子どもが鼻炎で夜中に何度も起きます。
- A
子どもの鼻炎による睡眠障害は成長・学習への影響があるとされています。
小児科・耳鼻科への相談で、子どもに適した治療を受けることができます。
※個人差あり

データ

日本プライマリ・ケア連合学会誌に掲載された八藤英典の報告(2012年)によると、不眠症の生理的原因として「身体的苦痛・鼻閉・呼吸困難による睡眠障害」が挙げられており、鼻炎による鼻詰まりが慢性的な不眠の原因になることが示されています。
横臥時の鼻閉悪化が入眠困難・中途覚醒を引き起こしやすく、根本的な鼻炎治療と睡眠環境の整備を組み合わせることが改善につながるとされています。
また、久留米大学の富田康弘らが2025年に発表した報告(睡眠医療ネクサス Vol.1 No.2)では、慢性不眠の誘発因子として「身体疾患・アレルギー症状」が挙げられており、花粉症・鼻炎による睡眠障害が慢性不眠に移行するリスクが示されています。
引用元:八藤英典「不眠症」日本プライマリ・ケア連合学会誌 Vol.35 No.1(2012)北星ファミリークリニック
引用元:富田康弘ら「医療者のための睡眠医学入門 第2回 不眠症」睡眠医療ネクサス Vol.1 No.2(2025)久留米大学医学部神経精神医学講座

この記事のまとめ

花粉症・鼻炎で眠れないのは、横になると鼻が詰まりやすくなることが主な原因です。
就寝前の鼻うがい・枕を少し高くする・加湿器で湿度を保つ。
この3つから始めてみてください。
症状が強い・毎晩眠れない状態が続く場合は耳鼻科・アレルギー科への相談を検討してみてください。
眠気の少ない薬や点鼻薬で、夜の症状をかなり楽にできることがあります。




