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気づいたら2時間経ってて、頭が冴えて眠れない…

SNSや動画には脳をやめさせない仕組みがあるんだ
ちょっとだけのつもりが、気づいたら深夜になっていた。
SNSをスクロールしていたら止まらなくなった。
そんな経験はありませんか。
SNS・動画を見ていたら眠れなくなってしまう理由と改善策を紹介します。
同じ悩みを持つ人の声
Yahoo!知恵袋には、以下のような投稿が多数寄せられています。

“ 夜更かしがどうしてもやめられず、起きる時間が遅くなり困っています。 ”
“ 私は20代前半です。これまで暇な時間や移動中は、ずっとInstagramやTwitter、TikTokを見て過ごしていました。 ”
“ 寝る前に布団で横になってスマホで動画等見ているとうとうとしてくるのですが、いざスマホをいじるのをやめて寝ようとするとなかなか寝付けません。 ”
といった、SNSや動画を見始めると止まらず気づいたら深夜になっているという内容の投稿に多くの共感が集まっています。
特にスクロールが止まらない夜ほど、就寝時間がどんどん遅くなりやすいようです。

SNS・動画で眠れなくなる理由

スマホ・タブレットの画面から出るブルーライトが脳に「まだ昼間」と認識させて、眠気を引き起こすメラトニンの分泌を抑制します。
見ている時間が長いほど、体内時計が後退して眠れなくなっていきます。

SNSで他人の投稿を見て羨ましい・比べてしまう・腹が立つという感情が起きると、交感神経が刺激されて眠れない状態になります。
「見た後になんとなく気分が落ちる」という場合は、感情の揺れが睡眠に影響していることがあります。

SNS・動画は「次の投稿・次の動画」を次々と表示することで、ドーパミンを繰り返し分泌させます。
「もう少しだけ」という感覚は意志の弱さではなく、脳の報酬システムが働いているためです。

放置したままにすると…

「もう少しだけ」
そう思いながら、気づけば長時間SNSや動画を見続けていませんか。
ドーパミンループから抜け出せずにいると、ブルーライトでメラトニンの分泌が抑制されてしまうことがあります。
他人の投稿を見て感情が揺さぶられると、見る時間が毎晩長くなり、眠れない状態が定着してしまうこともあります。

・「もう少しだけ」とドーパミンループから抜け出せない
↓
・ブルーライトでメラトニンの分泌が抑制される
↓
・他人の投稿を見て感情が揺さぶられる
↓
・見る時間が毎晩長くなり眠れない状態が定着する
こういったサイクルに陥ると、見る時間が毎晩長くなり眠れない状態が定着するかもしれません。
見る時間が延び続ける前に、対処法を試してみましょう。

改善策

SNS・動画を見ていたら眠れなくなった時の改善策を紹介します。
部屋に持ち込まないことが最も効果的。

SNSアプリの通知をすべてオフにする。

スクリーンタイム・アプリタイマーで使用時間に上限を設ける。
スマホを置いてから布団に入るまで10〜15分空ける。
照明を暖色・間接照明に落として脳の覚醒を下げる。

よくあるQ&A

SNS・動画と睡眠に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Qナイトモード・ブルーライトカットをオンにすれば見ていいですか?
- A
ブルーライトカットはある程度効果がありますが、ドーパミンループと感情刺激の問題は解決しません。
ナイトモードにしても「やめられない・感情が揺れる」という問題は残ります。
就寝前はできるだけ見ない方が睡眠への影響が少ないです。
※個人差あり

- QSNSを見ると気分が落ちる気がします。
- A
SNSで他人と自分を比べることで気分が落ちやすくなることは研究でも示されています。
「見た後に気分が落ちる」と気づいているなら、夜のSNSを減らすことが睡眠だけでなく気持ちの安定にもつながります。
※個人差あり

- Q動画はSNSより影響が少ないですか?
- A
自動再生・次々と続く仕組みはSNSと同じです。
動画の内容によっては感情刺激が少なめのものもありますが、ブルーライト・ドーパミンループの影響は同じです。
※個人差あり

データ

愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センターの岡靖哲らが2025年に発表した報告(睡眠と環境 Vol.19 No.1)によると、就寝前のスマホ・SNS使用がメラトニンの分泌を抑制して体内時計を後退させることが示されており、就寝1〜2時間前の画面使用を控えることが睡眠の質の改善に重要とされています。
引用元:
睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)
「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsleepenvi/19/1/19_50/_article/-char/ja
この研究の紹介者:岡 靖哲(おか やすのり)氏
詳しいプロフィールを見る+
所属:
愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター長・教授
学位:
修士(医学)ロンドン大学
経歴:
京都大学医学部卒、京都大学大学院で脳病態生理学・臨床神経学を専攻。
英国ロンドン大学で臨床神経科学修士を取得後、英国セントトーマス病院 睡眠医療センターで研究員(2000~2001年)を務め、現在は愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター長
資格:
日本睡眠学会 総合専門医/日本神経学会 神経内科専門医
研究ジャンル:
睡眠医療、不眠症治療、概日リズム睡眠障害
また、北海道文教大学の吉田が報告した研究(2025年)では、就寝前のエナジードリンク・スマホ使用が高校生の不眠リスクを高めることが示されており、SNS・動画の習慣的な夜間使用が睡眠障害の誘発因子になることが指摘されています。
引用元:
岡靖哲ら「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsleepenvi/19/1/19_50/_article/-char/ja
引用元:
吉田「エナジードリンクと高校生の睡眠」北海道文教大学(2025)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi/83/3/83_132/_article/-char/ja/

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この記事のまとめ

SNS・動画を見ていたら眠れなくなるのは、ドーパミンループ・ブルーライト・感情刺激が重なっているためです。
就寝1時間前にスマホをリビングに置いてくる・スクリーンタイムで使用時間を制限する。
まずこの2つを試してみてください。

対処法
・就寝1時間前にスマホをリビングに置いてくる
・アプリの利用時間に上限を設ける
・SNS通知をオフに
・スマホと布団の間隔
・4-7-8呼吸法で副交感神経に切り替える
・照明を落とす
・ホワイトノイズや自然音を流す
「やめたいのにやめられない」という状態が続く場合は、環境を変えることが一番の近道です。
意志や力に頼るのではなく、仕組みを取り入れて解決しましょう。








