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何時間眠れば十分なのか、わからない…

時間より「翌日の状態」で判断する方が正確だよ
「8時間眠らないとダメ」と思っていたけど、8時間眠っても疲れが取れない。
逆に6時間でも調子がいい日がある。
理想の睡眠時間は人によって違うのか、年齢でも変わるのか。
睡眠時間の目安と、自分に合った時間の見つけ方を紹介します。
年齢別の推奨睡眠時間

米国睡眠財団が推奨する年齢別の睡眠時間の目安は以下のとおりです。
- 10〜17歳:8〜10時間
- 18〜64歳:7〜9時間
- 65歳以上:7〜8時間
成人の場合、7〜9時間が目安とされています。
ただしこれはあくまで「多くの人に当てはまる範囲」であり、個人差があります。
「8時間神話」は正しいのか

「8時間眠らないとダメ」という考え方は広く信じられていますが、必ずしも全員に当てはまるわけではありません。
遺伝的に6時間で十分な「ショートスリーパー」と呼ばれる体質の人が一定数存在することが研究で示されています。
逆に9〜10時間眠らないと調子が出ない「ロングスリーパー」の人もいます。
「何時間眠ったか」より「翌日の状態がどうか」の方が、自分に合った睡眠時間を知る手がかりになります。
自分に合った睡眠時間の見つけ方

以下の状態が続いている場合は睡眠時間が足りていない可能性があります。
- 日中に強い眠気がある
- 集中力・記憶力が低下している
- 気分が落ちやすい・イライラしやすい
- 休日に2時間以上多く眠ってしまう
睡眠日誌をつけて「何時間眠った日の翌日が一番調子よかったか」を記録することで、自分の適正睡眠時間が見えてきます。
「8時間眠らなければ」という思い込みを手放して、翌日の状態を基準に調整していくことが助けになります。
8時間眠っても熟睡できていなければ疲れは取れません。
睡眠時間にこだわりすぎると「眠れなかったらどうしよう」という不安が過覚醒を引き起こして逆効果になることがあります。
「何時間眠るか」より「深く眠れているか」を意識する方が重要とされています。
データ

久留米大学の富田康弘らが2025年に発表した報告(睡眠医療ネクサス Vol.1 No.2)によると、成人の推奨睡眠時間は7〜9時間とされており、6時間未満の睡眠が続くと認知機能・免疫機能・代謝機能の低下リスクが高まることが示されています。
一方で「8時間眠らなければならない」という固定観念が睡眠への不安を生んで不眠を悪化させることも指摘されており、適正睡眠時間には個人差があることの理解が重要とされています。
また、愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センターの岡靖哲らが2025年に発表した報告(睡眠と環境 Vol.19 No.1)では、睡眠時間より睡眠の質・睡眠効率が日中の機能に与える影響が大きいとされており、「何時間眠るか」より「どれだけ深く眠れるか」を重視することが推奨されています。
引用元:富田康弘ら「医療者のための睡眠医学入門 第2回 不眠症」睡眠医療ネクサス Vol.1 No.2(2025)久留米大学医学部神経精神医学講座
引用元:岡靖哲ら「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター

この記事のまとめ

理想の睡眠時間は「8時間」ではなく、翌日の状態が良好かどうかで判断するものです。
- 成人の目安は7〜9時間だが個人差がある
- 翌日に強い眠気・集中力低下があれば睡眠が足りていないサイン
- 睡眠日誌で「調子が良かった日の睡眠時間」を記録して自分の適正を探る
「8時間眠らなければ」という思い込みを手放すことが、眠りへの不安を減らす第一歩になることがあります。
時間より質・翌日の状態を基準にしてみてください。




