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睡眠不足が続くと風邪をひきやすくなる気がする…

睡眠中にサイトカインが分泌されて免疫を強化するんだ
睡眠不足が続くと体調を崩しやすくなる。
なぜ寝不足だと風邪をひきやすくなるのか、仕組みがよくわからない。
そんなふうに感じたことはありませんか。
睡眠が免疫に与える影響と、免疫を維持するための睡眠習慣を紹介します。
睡眠中に起きている免疫の働き

睡眠中に免疫細胞からサイトカインという物質が分泌されます。
サイトカインは感染・炎症に対する免疫応答を調整して、体をウイルスや細菌から守る役割を担っています。
睡眠不足になるとサイトカインの分泌が低下して、免疫機能が弱まります。
ワクチンを接種した後に十分な睡眠をとると抗体の産生が高まることが研究で示されています。
睡眠中に免疫細胞が「敵の情報」を記憶して次の感染に備える仕組みが働いています。
睡眠不足ではこの免疫記憶の強化が妨げられます。

睡眠不足が免疫に与える影響

6時間未満の睡眠が続くと、7時間以上の睡眠をとっている人に比べて風邪をひくリスクが4倍以上になるとする研究があります。
睡眠不足では免疫細胞の数・働きが低下して、ウイルスに対する防御力が弱まります。
睡眠不足でコルチゾールが増加すると、本来抑制されるべき炎症反応が慢性化しやすくなります。
慢性的な炎症はアレルギー・皮膚疾患・生活習慣病のリスクにも関わるとされています。
体調を崩した時も、睡眠不足だと回復に時間がかかります。
睡眠中に免疫細胞が活発に働いて感染と戦うため、風邪をひいた時こそ十分な睡眠を確保することが大切です。

免疫を維持するための睡眠習慣

- 7時間以上の睡眠を毎日確保する
- 深い睡眠を妨げるアルコール・就寝前のスマホを避ける
- 体調が悪い時は特に睡眠を優先する
- ワクチン接種後は十分な睡眠をとって免疫記憶の強化を助ける

データ

久留米大学の富田康弘らが2025年に発表した報告(睡眠医療ネクサス Vol.1 No.2)によると、睡眠中にはサイトカインをはじめとする免疫調節物質の分泌が高まって免疫機能が強化されることが示されています。
6時間未満の睡眠が続くと自然免疫・獲得免疫の両方が低下して感染リスクが高まることが示されており、十分な睡眠の確保が感染症予防の基本として推奨されています。
また、愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センターの岡靖哲らが2025年に発表した報告(睡眠と環境 Vol.19 No.1)では、睡眠不足によるコルチゾールの慢性的な上昇が炎症反応を慢性化させて免疫機能を低下させることが示されており、睡眠の質の改善が免疫維持に直結することが推奨されています。
引用元:富田康弘ら「医療者のための睡眠医学入門 第2回 不眠症」睡眠医療ネクサス Vol.1 No.2(2025)久留米大学医学部神経精神医学講座
引用元:岡靖哲ら「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター

この記事のまとめ

睡眠中にサイトカインが分泌されて免疫が強化されます。
睡眠不足が続くと風邪をひきやすくなり、回復も遅くなります。
- 毎日7時間以上の睡眠を確保して免疫機能を維持する
- 体調が悪い時ほど睡眠を優先する
- アルコール・スマホを避けて深い睡眠を確保する
睡眠を整えることが、体を守る一番の基本です。

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