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マインドフルネスって何…?

今この瞬間に意識を向ける、心の実践法のことなんだ
「マインドフルネス」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
でも実際に何をするのか、なぜ眠れない夜に効くのか、よくわからないまま終わっていませんか。
マインドフルネスの基本と、眠れない夜への活用方法を紹介します。
マインドフルネスとは

マインドフルネスとは「今この瞬間の体験に、評価や判断を加えずに意識を向けること」です。
もともとは仏教の瞑想をベースにした概念で、1970〜80年代にジョン・カバット=ジン博士がストレス軽減プログラム(MBSR)として医療に取り入れたことで広まりました。
「何も考えない」状態を目指すのではありません。
「今、何を感じているか」を観察するだけでいいです。
眠れない夜にマインドフルネスが効く理由

眠れない夜は「明日が不安」「あの言葉が頭から離れない」という思考のループが起きています。
マインドフルネスは「今・ここ」に意識を向けることで、この思考ループを止める働きがあります。
「考えないようにしよう」とするのではなく、「今、考えてしまっているな」と気づいて呼吸や体の感覚に意識を戻す。
この繰り返しが脳の覚醒を和らげて、眠りに入りやすくなります。
布団の中でできるマインドフルネス3ステップ

目を閉じて、鼻から空気が入ってくる感覚・胸やお腹が膨らむ感覚に意識を向けます。
「呼吸を変えよう」としなくていいです。
ただ「今、息を吸っている」「今、息を吐いている」と観察するだけで十分です。
気づけば「明日の仕事のこと」「さっきの会話のこと」を考えています。
それでいいです。
「また考えてしまっていた」と気づいた瞬間、静かに呼吸に意識を戻します。
何度繰り返しても構いません。気づいて戻すこと自体がマインドフルネスの実践です。
呼吸に慣れてきたら、足の裏から頭に向かって体の各部位の感覚を順番に観察します。
「足の裏が布団に当たっている感覚」「ふくらはぎの重さ」「お腹の動き」。
体の感覚に意識が移ることで、思考のループがさらに静まっていきます。
よくある誤解

考えが浮かぶのは自然なことです。
「気づいて、戻す」を繰り返すことがマインドフルネスで、雑念が出ること自体は失敗ではありません。
マインドフルネスは「眠ろうとする」ものではなく「体と心を休息モードに向ける」ものです。
眠れなかった夜でも「体を休めることができた」と捉えることが、翌日の不安を減らします。
布団の中で目を閉じたまま今夜からできます。
アプリ・道具・座禅の姿勢は一切不要です。
データ

愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センターの岡靖哲らが2025年に発表した報告(睡眠と環境 Vol.19 No.1)によると、不眠症の認知行動療法(CBT-I)の中核技法のひとつとして、マインドフルネスをベースとしたリラクゼーション法が不眠の改善に有効であることが示されています。
思考のループ(反芻思考)が不眠の主要な永続化因子であり、マインドフルネスによって「今この瞬間」に注意を向けることがこの反芻思考を断つ手段として有効とされています。
また、森田浩司らが2023年に発表した報告(日本観光研究学会全国大会学術論文集)では、マインドフルネスの実践が「心身の不調の回復・癒し・ウエルネスライフの実践」に寄与することが示されており、睡眠の質の改善を含む心身のリラクゼーション効果が認められています。
引用元:岡靖哲ら「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター
引用元:森田浩司「ウエルネスツーリズム研究領域としての温泉マインドフルネス研究」日本観光研究学会全国大会学術論文集 第38回(2023)

この記事のまとめ

マインドフルネスは「今この瞬間に意識を向ける」だけでいいです。
- 呼吸の感覚に意識を向ける
- 考えが浮かんだら「気づいて戻す」を繰り返す
- 眠れなくても「体を休めた」と捉える
道具も準備も不要で、布団の中で今夜からできます。
眠りを妨げてしまう” 思考のループ “が続く夜に、まずは呼吸の観察を試してみてください。




