梅雨の時期に眠れない時の原因と対処法

problemイメージ
BIN
BIN

梅雨になってから眠れない…

BON
BON

気圧と湿度が体に影響してるかも
原因を知れば対策できるよ

梅雨の時期になってから、なんとなく眠れない。

体がだるい。頭が重い。

そんな状態が続いていませんか。

梅雨の時期特有の気圧変化・高湿度・日照不足が、睡眠に影響することがあります。

このページでは、梅雨の時期に眠れなくなる原因と対処法を紹介します。

casestudyイメージ

梅雨の時期に眠れなくなる原因として、特に多いものを紹介します。

1. 気圧の変化が自律神経を乱す

梅雨の時期は気圧が不安定で、低気圧と高気圧が交互に来ます。

気圧が下がると、体内の内耳(気圧センサー)がそれを感知して自律神経が乱れます。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、頭痛・だるさ・眠れない・眠すぎるといった症状が出やすくなります。

2. 高湿度で体温調節がうまくいかない

湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体の熱が逃げにくくなります。

人間は眠りにつく時に深部体温を下げる必要がありますが、高湿度環境ではこれがうまくいかず、寝つきが悪くなります。

「蒸し暑くて眠れない」という感覚はこれが原因です。

3. 日照不足でセロトニンが不足する

梅雨の時期は曇りや雨の日が続き、日光を浴びる時間が大幅に減ります。

日光が減るとセロトニンの分泌が低下し、その結果として夜のメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌も減ります。

「なんとなく気分が落ちる・眠れない・眠気が来ない」という状態は、セロトニン不足が関係していることがあります。

spacer2
solutionイメージ
湿度・温度の管理
  • エアコンの除湿機能・除湿器で寝室の湿度を50〜60%に保つ
  • 室温は26〜28℃を目安に保つ
  • 吸湿性の高い寝具(綿・麻素材)に変える
日照不足への対策
  • 曇りの日でも午前中に外に出る
    (曇天でも十分な光量がある)
  • 室内でも窓の近くで過ごす・カーテンを開けて光を取り込む
  • 起床時間を固定して体内時計を安定させる
自律神経を整える
  • 38〜40℃のぬるめのお風呂に浸かる
    (副交感神経を優位にする)
  • 4-7-8呼吸法で就寝前に自律神経を落ち着かせる
    (4秒吸って、7秒止めて、8秒で吐く)
  • 軽い有酸素運動(室内でできるヨガ・ストレッチ)を日課にする
spacer5
Q&Aイメージ

梅雨と睡眠に関する、よくある質問と回答を紹介します。

Q
雨の日だけ眠れない・だるいのは気のせいですか?
A

気のせいではありません。気圧の変化が内耳を通じて自律神経に影響することは医学的にも確認されています。

「気象病」「天気痛」と呼ばれる概念として認知されており、特に気圧変化に敏感な人に多く見られます。
※個人差あり

Q
梅雨の時期だけ眠れないのは不眠症ですか?
A

季節的な要因による一時的な不眠は、環境を整えることで改善することが多いです。

ただし梅雨が明けても眠れない状態が続く場合は、他の原因が重なっている可能性があります。

2週間以上続く場合は内科・心療内科への相談を検討してみてください。
※個人差あり

Q
エアコンが苦手で除湿できません。
A

除湿器単体を使う・除湿シートを活用する・吸湿性の高い寝具に変えるなど、エアコンを使わずに湿度を下げる方法もあります。

扇風機で空気を循環させるだけでも、体感温度と湿度感を改善できることがあります。
※個人差あり

spacer4
dataイメージ

日本プライマリ・ケア連合学会誌に掲載された八藤英典の報告(2012年)によると、不眠症の原因として「生理的原因」のひとつに環境変化が挙げられており、気温・湿度・気圧といった外的環境の変化が睡眠に影響することが示されています。

また同報告では、睡眠衛生指導として「快適な睡眠環境の整備」が推奨されており、梅雨の時期は特に温度・湿度の管理が重要とされています。

また、愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センターの岡靖哲らが2025年に発表した報告(睡眠と環境 Vol.19 No.1)では、睡眠環境の整備が慢性不眠の非薬物療法として有効であることが示されており、季節ごとの環境変化に合わせた対策が睡眠の質の維持につながるとされています。

引用元:八藤英典「不眠症」日本プライマリ・ケア連合学会誌 Vol.35 No.1(2012)北星ファミリークリニック
引用元:岡靖哲ら「睡眠習慣改善と不眠治療の新たなトレンド」睡眠と環境 Vol.19 No.1(2025)愛媛大学医学部附属病院 睡眠医療センター

spacer3
サマリーイメージ

梅雨の時期に眠れなくなるのは、気圧変化・高湿度・日照不足が原因のことが多いです。

・除湿で寝室の湿度を下げる
・曇りの日でも外に出て光を浴びる
・起床時間を固定する。

この3つから始めてみてください。

梅雨が明けても眠れない状態が続く場合は、内科・心療内科への相談を検討してみてください。

季節のせいにして放置せず、環境を整えることからはじめましょう。

それだけでも、眠りの質は大きく変わります。

この記事の執筆者

BIN&BON

BIN & BON

nelulu 編集部

記事で取り上げている情報は、一次情報や公的ソース(厚労省等)・学会や研究機関のガイドラインなどを参照しています。

寝室の温度・湿度・光・音を整えて眠れない夜を減らす方法
なんとなく寝つきが悪い。その原因は寝室の環境かもしれません。温度・湿度・光・音の4つを整えるだけで眠りが変わることがあります。今日から試せる方法を紹介します。
概日リズムとは?体内時計の乱れが引き起こす不眠と整え方
深夜でないと眠れない・朝起きられない・日中ずっと眠い。その原因は「概日リズムの乱れ」かもしれません。体内時計の仕組みと整え方をわかりやすく解説します。
自律神経の乱れで眠れない理由と整え方
疲れているのに眠れない、動悸がする、自律神経がおかしくなった気がする。その状態の理由と、今から少しずつ整えていける方法を紹介します。